ブルーモスクから坂を下って歩いて10分、カドゥルガ地区にある小アヤソフィア(Küçük Ayasofya Camii)は、聖セルギオスと聖バッコスの旧教会です。アヤソフィアよりも数年早い527〜536年ごろ、皇帝ユスティニアヌスと皇妃テオドラのもとで建てられました。1500年ごろ、スルタンのバヤジット2世の時代に、宮廷の宦官長フセイン・アアがモスクに改築し、柱廊、ミナレット、ミフラーブ、マドラサを加えました。地震や、19世紀の鉄道の敷設による被害を受けたのち、2006〜2007年に全面修復が完了しました。現在は現役のモスクで、礼拝時間以外は無料で見学できます。所要時間は20〜30分ほどです。
見どころ

リブ付きのドーム
平面は不規則な四角形に内接する八角形で、16の区画に分かれた「傘形」のドームがかかり、採光窓と書道文字のメダリオンで飾られています。堂内の中央に立つと、ドーム全体を見渡せます。

ユスティニアヌスのギリシア語の帯状装飾
回廊の下には、ギリシア語の銘文が浮き彫りにされた大理石の帯状装飾が走り、ユスティニアヌス、テオドラ、聖セルギオスをたたえています。モスクに改築されるずっと前の、建物の献堂を伝えるものです。1階の柱の上のエンタブラチュアを見上げてください。
柱と回廊
三方には2層の列柱があり、緑と赤の大理石の柱が交互に並び、ビザンティン様式の彫刻を施した柱頭が載っています。ドームの下のこの二重の列柱は、ユスティニアヌスがのちにアヤソフィアでより大きな規模で取り入れた建築の姿を伝えています。

モスクの周辺
外から見ると、八角形のドラムの上にドームが載り、レンガと石のビザンティン時代の壁が残っています。入口の向かいには、フセイン・アアのマドラサの小部屋が、噴水のある木々の茂る中庭を囲んでおり、近年は伝統工芸の工房やティーサロンが開かれていました。モスクの北には、フセイン・アアの八角形の墓廟と、オスマン様式の墓石が並ぶ小さな墓地があります。
実用情報
ワンポイントアドバイス
入場は無料で、維持費のための寄付箱があります。5回の礼拝の時間と、金曜の正午の礼拝が終わるまでは、見学者は入れません。服装は、肩と膝を覆い、女性は髪も覆い、礼拝室の入口で靴を脱ぐ必要があります。小声で話し、礼拝中の信者を撮影しないでください。スルタンアフメトの大きな名所に比べて訪れる人がずっと少なく、混雑を避けてビザンティン建築を理解するのにぴったりです。2026年10月時点の情報です。
アクセス
Küçük Ayasofya Mahallesi, Küçük Ayasofya Camii Sokak 20, 34122 Fatih, Istanbul。トラムT1のスルタンアフメト駅で降り、徒歩10分ほどです。ブルーモスクの裏をアラスタ・バザールから通り抜け、キュチュク・アヤソフィア・ジャーミィ通りを下ります。近郊列車シルケジ〜カズルチェシュメ線のジャンクルタラン駅からも徒歩10分ほどです。 モスクは、マルマラ海沿いを走る線路のすぐ北にあります。
営業時間
このスポットが登場するガイド
周辺のスポット
地図で見る →



コメント
まだコメントはありません。
